「投資をしていると、確定申告が大変そう」そんなイメージを持っていませんか?
実は、多くの投資家は 確定申告をしなくても問題ありません。
一方で、申告しないと損をしてしまうケースも確実に存在します。
この記事では中級者向けに、確定申告が必要なケース/不要なケース/申告すると得になるケース/最低限の流れを整理します。
まず結論|確定申告が「不要」な人
次に当てはまる人は、原則として確定申告は不要です。
- 特定口座(源泉徴収あり)を利用している
- 配当金・売買益がすべてその口座内で完結
- NISA口座の取引のみ
この場合、税金は証券会社がすべて処理してくれています。
「何もしなくてOK」が基本形
確定申告が「必要」になる代表的なケース
次のケースでは、原則として確定申告が必要になります。
| ケース | 理由 |
|---|---|
| 特定口座(源泉徴収なし) | 税金を自分で納める必要がある |
| 一般口座 | 利益計算・納税が自己責任 |
| 複数証券会社をまたいで損益通算 | 自動で通算されない |
| 投資の損失を翌年以降に繰り越す | 申告しないと使えない |
「源泉徴収ありだから絶対不要」ではない点が、中級者の注意ポイントです。
確定申告すると「得」になるケース
確定申告は、義務だけでなく権利でもあります。
次のような場合、申告することで税金が戻ってくることがあります。
損失を繰り越したい(最大3年)
投資で出た損失は、3年間、利益と相殺できます。
ただし、その年に確定申告しないと繰り越しはできないという点が非常に重要です。
配当金と売買損を通算したい
配当金は通常、税金が引かれて受け取ります。
でも、
- 売買で損が出ている
- 配当金も受け取っている
という場合、申告分離課税を選ぶことで通算できることがあります。
結果として、引かれた税金が戻るケースもあります。
医療費控除・住宅ローン控除などを使う
投資とは直接関係ありませんが、これらの控除を使う場合は確定申告が必要です。
その際、投資の申告もまとめて行うという流れになります。
確定申告の基本的な流れ(ざっくり)
全体像をシンプルに見てみましょう。
| ステップ | やること |
|---|---|
| ① 書類を準備 | 年間取引報告書(証券会社) |
| ② 申告書を作成 | 国税庁の確定申告書作成コーナー |
| ③ 提出 | e-Tax or 郵送 |
| ④ 納税・還付 | 不足分を払う or 返ってくる |
特定口座の年間取引報告書があれば、入力はかなり簡単です。
よくある不安と勘違い
- 間違えたら怒られる? → 修正申告できる
- 難しそう → 実際は画面に従うだけ
- 税務署は怖い → 今はほぼオンライン完結
一度やってみると、「思ったより簡単だった」と感じる人がほとんどです。
中級者のおすすめスタンス
- 普段は「申告しなくていい状態」を作る
- 損が出た年は「申告して得をする」
- 制度を知って、必要なときだけ動く
毎年がんばる必要はありません。
「使う年だけ使う」これが、投資家にとって一番賢い付き合い方です。
まとめ:確定申告は損を防ぐための道具
- 多くの投資家は確定申告不要
- 必要なケースは限られている
- 申告すると税金が戻ることもある
- 損失繰越は必ず申告が必要
- 制度を知っておくことが最大の防御
確定申告は、「やらなきゃいけない面倒な作業」ではありません。
自分のお金を守るための選択肢として、知っておくだけで十分価値があります。

確定申告は必要な時だけで大丈夫です。
知っているだけで、ムダな税金を払わずに済みます。
それだけで十分な武器になりますよ!
チョキンとチョキン。 
