投資を続けていると、いつか必ず相場の暴落に出会います。
ニュースは悲観的な言葉であふれ、資産は毎日のように減っていく――。
このとき重要なのは、「何を知っているか」より「どう行動できるか」
実は、暴落時にやってはいけない行動はある程度パターン化されています。
この記事では中級者向けに、暴落時に起こる心理/やってはいけない行動/取るべき行動 を整理し、感情に負けないための準備を解説します。
暴落は「異常」ではなく「定期イベント」
まず大前提として、暴落は珍しい出来事ではありません。
| 市場 | 大きな下落の頻度 | 下落幅の目安 |
|---|---|---|
| 株式市場 | 数年に1回 | ▲20〜50% |
| リーマンショック級 | 10〜15年に1回 | ▲50%以上 |
つまり、暴落を経験しない投資家は存在しないということです。
「想定外」と感じるのは、 想定していなかっただけなのです。
暴落時に起こる3つの心理反応
暴落時、人はほぼ同じ心理をたどります。
否認(まだ大丈夫)
「一時的な下げだろう」「すぐ戻るはず」
恐怖(これ以上下がったらどうしよう)
含み損が大きくなり、資産額を見るのが怖くなる段階。
投げ売り(もう耐えられない)
最悪のタイミングで売ってしまう。
この流れは、多くの投資家が繰り返してきた歴史です。
暴落時に「やってはいけない行動」
中級者が必ず避けたい行動を整理します。
- 感情的に全売却する
- 毎日何度も資産額を確認する
- SNSや煽りニュースを見続ける
- ルールをその場で変更する
これらはすべて、長期投資の前提を壊す行動につながります。
暴落時に取るべき「基本行動」
暴落時の正解行動は、とてもシンプルです。
事前に決めたルールを守る
ポートフォリオ・リスク許容度・積立ルール。
平常時に決めたことを優先します。
積立は「止めない」
積立投資は、下落局面こそ効果を発揮します。
リバランスを検討する
株が大きく下がった場合、ルールに沿って戻すことは理にかなっています。
「買い場だ」と思えなくていい
よく言われる言葉に、「暴落はチャンス」というものがあります。
でも実際には、
- 怖くて買えない
- さらに下がりそうに見える
というのが普通です。
無理に「チャンスだ!」と思う必要はありません。
中級者にとっての正解は、「淡々と、決めたことを続ける」ことです。
メンタルを守るための具体策
暴落前に「下落耐性」を数字で知る
最大ドローダウンを知っていれば、「想定内」と捉えやすくなります。
現金・低リスク資産を持つ
現金はリターンを生みませんが、安心感を生む資産です。
情報ダイエットをする
暴落時は、情報の摂りすぎ=ストレス増加です。
暴落後に差がつくポイント
過去の相場を振り返ると、暴落後に結果を分けたのは次の違いです。
| 行動 | その後 |
|---|---|
| 売ってしまった | 回復の恩恵を受けられない |
| 持ち続けた | 時間とともに回復 |
| 淡々と積立 | 長期で大きな差 |
暴落時の行動が、数年後の結果を決めると言っても過言ではありません。
まとめ:暴落時は「何もしない勇気」が最大の武器
- 暴落は定期的に起こるもの
- 感情は必ず揺さぶられる
- やってはいけない行動を知っておく
- 正解は「事前ルールを守ること」
- 続けた人だけが回復の果実を得る
暴落は、投資家としての「試験」のようなものです。
知識よりも、自分をコントロールできるか が問われます。
この壁を一度越えると、投資はぐっと落ち着いたものになります。
次回は「配当金・売買益の税金」。
リターンを守るために欠かせない、税金の話に進みます。

暴落のときは、何かしなきゃって思ってしまいがちです。
でも、決めたことを続けることが長期投資において何より大切です。
静かに続けた人が、あとで一番笑っています!
チョキンとチョキン。
