投資の経験が少しずつ増えてくると、こんな悩みが出てきます。
- 株だけでいいのかな?
- 債券やREITも入れるべき?
- 結局、どんな配分が正解?
この段階で重要になってくるのが、「ポートフォリオ」という考え方です。
ポートフォリオを理解すると、
- 値動きに振り回されにくくなる
- 暴落時のダメージを抑えられる
- 長期で投資を続けやすくなる
この記事では、ポートフォリオの基本・資産配分の考え方・実例を表を使って分かりやすく解説します。
ポートフォリオとは「資産の組み合わせ」
ポートフォリオとは、自分が持っている資産全体の組み合わせのことです。
たとえば、
- 株式100%
- 株式70%+債券20%+金10%
- 全世界株式+REIT+現金
これらはすべて、違うポートフォリオです。
重要なのは、「どの商品を買ったか」より「全体でどういうバランスか」。
なぜポートフォリオが重要なのか?
理由はシンプルで、資産はすべて同じ動きをしないためです。
ある資産が下がっているとき、別の資産が支えてくれることで、全体のブレを小さくできるのです。
| 資産 | 景気が良いとき | 不安が強いとき |
|---|---|---|
| 株式 | 上がりやすい | 下がりやすい |
| 債券 | 横ばい | 比較的安定 |
| 金 | 目立たない | 上がりやすい |
これが分散投資の考え方です。
ポートフォリオ設計で最も大切なこと
中級者がまず押さえるべきポイントは、次の3つです。
どれくらい下落に耐えられるか
理論より大切なのが、自分の感情です。
- 20%下落でも平気
- 30%下がると眠れない
耐えられない配分は、長期投資に向きません。
投資の目的と期間
- 老後資金(20年以上)
- 教育資金(10年程度)
期間が長いほど、リスク資産を多めに取れるのが基本です。
一度決めたら大きく動かさない
頻繁に変えると、ポートフォリオの意味が薄れてしまいます。
代表的な資産クラスと役割
| 資産 | 役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| 株式 | 成長 | リターン高・変動大 |
| 債券 | 安定 | 値動き小 |
| REIT | 収入+分散 | 配当あり |
| 金 | 守り | 危機に強い |
| 現金 | クッション | 安心感 |
どれが良い・悪いではなく、役割が違うと考えるのがポイントです。
中級者向けポートフォリオ例
成長重視型
| 株式 | 80% |
|---|---|
| 債券 | 10% |
| 金 | 10% |
長期・値動きに耐えられる人向け。
バランス型
| 株式 | 60% |
|---|---|
| 債券 | 25% |
| REIT | 10% |
| 金 | 5% |
多くの中級者にとって現実的。
安定重視型
| 株式 | 40% |
|---|---|
| 債券 | 40% |
| 現金・金 | 20% |
値動きが苦手な人向け。
よくある失敗パターン
- 株式100%で暴落時に売ってしまう
- 分散しすぎて何を持っているか分からない
- 流行りの資産に比重をかけすぎる
- 感情で配分を頻繁に変える
ポートフォリオは、「続けられる形」が正解です。
まとめ:ポートフォリオは投資の設計図
- ポートフォリオ=資産全体の組み合わせ
- 目的・期間・性格で正解は変わる
- 資産ごとの役割を意識する
- 値動きに耐えられる配分が最優先
- 一度決めたら大きく動かさない
ポートフォリオは、投資の「設計図」です。
設計図がしっかりしていれば、相場が荒れても、やることはシンプルになります。
次回は 「リバランスの方法とタイミング」。作った設計図を、どう維持するかを解説します。

ポートフォリオは、未来の自分を守るバランス。
自分のリスク許容度にあった投資で、長く続けるのが一番です。
チョキンとチョキン。
