お金の知識中級編33 何を買うかより、どう組み合わせるかが結果を左右する

投資の経験が少しずつ増えてくると、こんな悩みが出てきます。

  • 株だけでいいのかな?
  • 債券やREITも入れるべき?
  • 結局、どんな配分が正解?

この段階で重要になってくるのが、「ポートフォリオ」という考え方です。

ポートフォリオを理解すると、

  • 値動きに振り回されにくくなる
  • 暴落時のダメージを抑えられる
  • 長期で投資を続けやすくなる

この記事では、ポートフォリオの基本・資産配分の考え方・実例を表を使って分かりやすく解説します。


ポートフォリオとは「資産の組み合わせ」

ポートフォリオとは、自分が持っている資産全体の組み合わせのことです。

たとえば、

  • 株式100%
  • 株式70%+債券20%+金10%
  • 全世界株式+REIT+現金

これらはすべて、違うポートフォリオです。

重要なのは、「どの商品を買ったか」より「全体でどういうバランスか」


なぜポートフォリオが重要なのか?

理由はシンプルで、資産はすべて同じ動きをしないためです。

ある資産が下がっているとき、別の資産が支えてくれることで、全体のブレを小さくできるのです。

資産景気が良いとき不安が強いとき
株式上がりやすい下がりやすい
債券横ばい比較的安定
目立たない上がりやすい

これが分散投資の考え方です。


ポートフォリオ設計で最も大切なこと

中級者がまず押さえるべきポイントは、次の3つです。

どれくらい下落に耐えられるか

理論より大切なのが、自分の感情です。

  • 20%下落でも平気
  • 30%下がると眠れない

耐えられない配分は、長期投資に向きません。

投資の目的と期間

  • 老後資金(20年以上)
  • 教育資金(10年程度)

期間が長いほど、リスク資産を多めに取れるのが基本です。

一度決めたら大きく動かさない

頻繁に変えると、ポートフォリオの意味が薄れてしまいます。


代表的な資産クラスと役割

資産役割特徴
株式成長リターン高・変動大
債券安定値動き小
REIT収入+分散配当あり
守り危機に強い
現金クッション安心感

どれが良い・悪いではなく、役割が違うと考えるのがポイントです。


中級者向けポートフォリオ例

成長重視型

株式80%
債券10%
10%

長期・値動きに耐えられる人向け。

バランス型

株式60%
債券25%
REIT10%
5%

多くの中級者にとって現実的。

安定重視型

株式40%
債券40%
現金・金20%

値動きが苦手な人向け。


よくある失敗パターン

  • 株式100%で暴落時に売ってしまう
  • 分散しすぎて何を持っているか分からない
  • 流行りの資産に比重をかけすぎる
  • 感情で配分を頻繁に変える

ポートフォリオは、「続けられる形」が正解です。


まとめ:ポートフォリオは投資の設計図

  • ポートフォリオ=資産全体の組み合わせ
  • 目的・期間・性格で正解は変わる
  • 資産ごとの役割を意識する
  • 値動きに耐えられる配分が最優先
  • 一度決めたら大きく動かさない

ポートフォリオは、投資の「設計図」です。

設計図がしっかりしていれば、相場が荒れても、やることはシンプルになります。

次回は 「リバランスの方法とタイミング」。作った設計図を、どう維持するかを解説します。


ポートフォリオは、未来の自分を守るバランス。

自分のリスク許容度にあった投資で、長く続けるのが一番です。