お金の知識中級編20 車は所有が当たり前といわれた時代は終わった?

車を持つべきか、それともカーシェアやリースにするべきか…。 現代のライフスタイルでは、車の選び方が大きく変化しています。

特に20〜40代の会社員にとっては、

  • 通勤に使う?
  • 週末だけ?
  • 子育てで必要?
  • 維持費が気になる…

など、選択肢が多くて迷うポイントがたくさん。

この記事では、「買う・カーシェア・リース」の3つを、 中級者向けにコストとメリットでわかりやすく比較します。


まずは「車にかかる本当の費用」を理解する

車の費用は“購入代金だけ”ではありません。 所有すると、毎月・毎年の固定費が必ず発生します。

費用項目年間の目安内容
車両代10〜40万円(分割換算)ローンまたは一括購入費の按分
任意保険5〜10万円年齢・車種で大きく変動
駐車場代6〜24万円都市部は高額になりやすい
ガソリン代6〜12万円走行距離で変わる
税金・車検3〜8万円重量税・自動車税・車検費用

所有には年間30〜80万円の固定費がかかると考えておくと安心です。


「買う(所有)」のメリット・デメリット

所有するメリット

  • 好きな車に長く乗れる
  • 走行距離の制限なし
  • カスタマイズ・チャイルドシート固定が自由
  • 家族がいる家庭との相性が良い

所有のデメリット

  • 固定費が高い(保険・税金・駐車場)
  • 資産価値の下落(減価償却)
  • 売却の手間や査定リスク

車を毎日使う人や、子育て世帯には所有が安定しています。


「カーシェア」のメリット・デメリット

カーシェアのメリット

  • 維持費ゼロ(保険・税金・駐車場不要)
  • 使うときだけ料金を払う
  • 予約すれば複数の車種を使い分けられる
  • 都市部ならステーションが多く便利

カーシェアのデメリット

  • 予約が取れないことがある
  • 利用時間の縛りがある
  • 子育て世帯はチャイルドシートの付け外しが面倒
  • 長距離利用は割高になる

週末だけ・月数回の利用なら、 カーシェアはコスパ最強です。


「車のサブスク(リース)」のメリット・デメリット

リースのメリット

  • 毎月の支払いが一定で家計管理しやすい
  • 税金・車検込みのケースが多くラク
  • 最新の車に乗り換えやすい

リースのデメリット

  • 途中解約できない
  • 走行距離の制限がある
  • 原則カスタムできない
  • 長期では割高になりやすい

「所有とカーシェアの中間」のような立ち位置です。


あなたはどのタイプ?最適な選択リスト

タイプ最適な選択理由
毎日通勤で使う購入カーシェアだと割高・不便
子育て中、送迎が必要購入急な移動に車が不可欠
都心で月数回だけ乗るカーシェア維持費を大幅に下げられる
最新の車に乗りたいリース乗り換えが簡単
車は必要だが費用を抑えたい中古車購入+短期ローン固定費を抑えつつ所有できる

コストで簡単比較してみる

年間費用のざっくり比較です。

選択肢年間費用の目安特徴
購入(新車)40〜80万円固定費が重いが自由度が高い
中古車25〜50万円コスパが良い
カーシェア5〜20万円利用頻度が少ない人ほど得
車のサブスク(リース)20〜40万円毎月一定で管理しやすい

月に3回以上長時間使うなら購入 月1〜2回ならカーシェア 毎日なら購入 がざっくりの目安です。


まとめ:車は“使い方で最適解が変わる”時代

今回のポイントをまとめます。

  • 車の費用は「本体+維持費」で年間30〜80万円
  • 購入は自由度が高く、子育て・通勤に強い
  • カーシェアは使う頻度が少ない人に最適
  • リースは最新車に乗りたい人向け
  • 利用頻度・ライフスタイルで選び方は変わる

車は生活の質に影響する大きな選択ですが、 “毎日使うのか、月に数回なのか” というシンプルな基準で、最適解がはっきり見えてきます。


車って便利だけど、お金もかかりますよね。どれくらい使うかで選ぶだけでも、ムダなく快適にできます!