お金の知識中級編13 投資をすると「確定申告って必要?」が必ず出てくる

投資を始めた人が必ずぶつかる疑問、それが 「確定申告は必要なの?」という問題です。

結論からいうと、 ほとんどの人は「特定口座(源泉徴収あり)」を使っていれば申告不要です。 しかし、中級者になるほど “申告したほうがオトク” になるケースが増えてきます。

この記事では、 確定申告が必要なケース・必要ないケース、 さらには配当控除・外国税額控除・損失の繰越控除まで 投資家が知っておくべき税金の基本を分かりやすくまとめます。


まず結論 ― ほとんどの人は確定申告不要

株式投資の税金は通常、 証券会社が自動で計算してくれるため、申告不要です。

どの口座を使っているかで判断できます。

口座種類確定申告理由
特定口座(源泉徴収あり)不要利益が出た瞬間に自動で税金が引かれる
特定口座(源泉徴収なし)必要税金の支払いは自分で行う
一般口座必要計算から申告まで全部自分で

「特定口座(源泉徴収あり)」を使っている人は、基本的に手続きゼロ。 これは投資家にとって大きなメリットです。


確定申告を“したほうが良い”ケース

中級者になるほど、 「確定申告をしたほうが返ってくるお金が増える」 というケースが増えます。

配当控除を使う場合(日本株)

日本株の配当金には20.315%課税されますが、 「配当控除」を使えば、 その一部を取り戻すことができます。

特に総合課税で申告すると、 収入が少ないほど有利になるケースもあります。

日本株を多く持っている人は検討の価値アリ。

外国税額控除(米国株)

米国株の配当金には「米国10%+日本20.315%」の二重課税がかかりますが、 確定申告で外国税額控除をすると、 アメリカで取られた10%の一部を取り戻せます。

米国株の配当が多い人に必須の知識です。

損失の繰越控除を使う場合

株の売買で損失が出た場合、 最大3年間、損失を繰り越して未来の利益と相殺できる という制度があります。

これを使うには確定申告が必須。


確定申告の3つの申告方法

投資の申告には基本的に3つの方法があります。

申告方法特徴メリットデメリット
① 申告不要制度特定口座ありの人向け手続き不要配当控除が使えない
② 分離課税で申告売買益などを申告損益通算・繰越控除が使える配当控除は使えない
③ 総合課税で申告配当金を給与などと合算配当控除が使える人によっては税率が上がる可能性も

どの申告方法が最適かは、 あなたの収入・資産・配当金の金額で変わります。


確定申告が必要な投資の種類

株式以外にも、確定申告が必要なケースがあります。

投資の種類確定申告の有無理由
投資信託(一般課税)場合により必要分配金や売買益に税金が発生
FX年間利益が20万円超で必要雑所得扱い
仮想通貨年間利益が20万円超で必要雑所得扱い
不動産投資必要不動産収入が発生するため

株式以外の投資をしている場合は、 利益20万円以上=基本的に確定申告が必要と覚えておきましょう。


確定申告の基本的な流れ

投資の確定申告は以下の手順で行います。

手順内容
① 年間取引報告書を確認証券会社が毎年1月に発行
② 申告方法を選ぶ申告不要/分離課税/総合課税
③ e-Taxまたは紙で作成必要情報を入力
④ 税務署へ提出3月15日が期限

慣れれば30〜60分ほどで終わるため、 “思っているより難しくない”のが実際のところです。


まとめ:確定申告は「節税につながるチャンス」

今回の内容をまとめると…

  • 特定口座(源泉徴収あり)の人は確定申告不要
  • 配当控除・外国税額控除は申告すると得する場合がある
  • 損失があれば「3年繰越控除」がお得
  • FX・仮想通貨は20万円超で申告必須
  • 確定申告は投資家の“手取り最大化”に必須スキル

確定申告はややこしく見えますが、 慣れてしまえば“お金が戻ってくる仕組み”です。 中級投資家として、ぜひこの武器を使いこなしましょう。


確定申告は面倒ですが、ちゃんとやると“戻ってくるお金”があります。仕組みを味方につけて、一緒に手取りを増やしていきましょう!