お金の知識中級編38 口座の違い、なんとなく選んでいませんか?

証券口座を開くとき、必ず出てくる選択肢が「特定口座」か「一般口座」

「よく分からないからおすすめのまま」「とりあえず特定口座にした」という人も多いと思います。

でも実はこの口座の違い、税金の手間・ミスのしやすさ・安心感にかなり大きく影響します。

この記事では中級者向けに、特定口座と一般口座の違い/源泉徴収あり・なしの考え方/結局どれを選ぶべきかを分かりやすく整理します。


まずは3つの口座タイプを整理しよう

投資で使う口座は、次の3種類に分かれます。

口座タイプ特徴確定申告
特定口座(源泉徴収あり)税金を自動で処理原則不要
特定口座(源泉徴収なし)計算はしてくれる原則必要
一般口座すべて自分で計算必ず必要

この中で、圧倒的に選ばれているのが「特定口座(源泉徴収あり)」です。


特定口座とは「税金の計算を任せられる口座」

特定口座の最大の特徴は、証券会社が税金計算をしてくれるという点です。

特定口座でやってくれること

  • 売買益の計算
  • 配当金の課税計算
  • 損益通算
  • 年間取引報告書の作成

これだけで、投資のハードルは一気に下がります。


「源泉徴収あり」と「なし」の違い

特定口座には、さらに2つの選択肢があります。

項目源泉徴収あり源泉徴収なし
税金の支払い自動で引かれる自分で納付
確定申告原則不要原則必要
手間最小やや多い
向いている人ほとんどの人申告を前提に使う人

迷ったら「源泉徴収あり」でOKです。


一般口座とは「すべて自己責任の口座」

一般口座は、税金計算を一切してくれません。

自分でやることは、

  • 売買履歴の管理
  • 取得価格の計算
  • 利益・損失の集計
  • 確定申告

正直に言うと、個人投資家にメリットはほとんどありません。

使われるのは、

  • 昔からの口座をそのまま使っている
  • 特殊な事情がある

といったケースが大半です。


損益通算・繰越控除はどの口座でできる?

項目特定口座(源泉あり)特定口座(源泉なし)一般口座
損益通算自動確定申告で確定申告で
損失繰越(3年)確定申告が必要確定申告が必要確定申告が必要

ここで重要なのが、「源泉徴収あり」でも 確定申告したほうが得な場合があるという点です。

損失を翌年以降に繰り越したい場合は、必ず確定申告が必要になります。


中級者のおすすめ結論

  • 基本は特定口座(源泉徴収あり)
  • 確定申告は「必要なときだけ」行う
  • 一般口座は選ばなくてOK
  • NISA口座は別枠で管理

この形が、手間・ミス・ストレスを最小化できます。


よくある勘違い

  • 確定申告=必ず必要 → 多くの人は不要
  • 源泉徴収あり=何もできない → 申告すれば調整可能
  • 一般口座の方が自由 → ほぼメリットなし

制度を正しく知ると、無駄な不安や作業は一気に減ります。


まとめ:口座選びは「楽に・正確に」が正解

  • 特定口座は税金計算を任せられる
  • 源泉徴収ありは初心者〜中級者の最適解
  • 一般口座は基本的に不要
  • 損失繰越を使うときは確定申告
  • 制度を知ると投資がぐっと楽になる

口座選びは、投資の「土台」です。

ここをシンプルにしておくだけで、投資はずっと続けやすくなります。


口座選びは、頑張らなくていいところ。

楽できる仕組みは、どんどん使いましょう!