お金の知識中級編36 暴落は知識より行動で差がつく

投資を続けていると、いつか必ず相場の暴落に出会います。

ニュースは悲観的な言葉であふれ、資産は毎日のように減っていく――。

このとき重要なのは、「何を知っているか」より「どう行動できるか」

実は、暴落時にやってはいけない行動はある程度パターン化されています。

この記事では中級者向けに、暴落時に起こる心理/やってはいけない行動/取るべき行動 を整理し、感情に負けないための準備を解説します。


暴落は「異常」ではなく「定期イベント」

まず大前提として、暴落は珍しい出来事ではありません。

市場大きな下落の頻度下落幅の目安
株式市場数年に1回▲20〜50%
リーマンショック級10〜15年に1回▲50%以上

つまり、暴落を経験しない投資家は存在しないということです。

「想定外」と感じるのは、 想定していなかっただけなのです。


暴落時に起こる3つの心理反応

暴落時、人はほぼ同じ心理をたどります。

否認(まだ大丈夫)

「一時的な下げだろう」「すぐ戻るはず」

恐怖(これ以上下がったらどうしよう)

含み損が大きくなり、資産額を見るのが怖くなる段階。

投げ売り(もう耐えられない)

最悪のタイミングで売ってしまう。

この流れは、多くの投資家が繰り返してきた歴史です。


暴落時に「やってはいけない行動」

中級者が必ず避けたい行動を整理します。

  • 感情的に全売却する
  • 毎日何度も資産額を確認する
  • SNSや煽りニュースを見続ける
  • ルールをその場で変更する

これらはすべて、長期投資の前提を壊す行動につながります。


暴落時に取るべき「基本行動」

暴落時の正解行動は、とてもシンプルです。

事前に決めたルールを守る

ポートフォリオ・リスク許容度・積立ルール。

平常時に決めたことを優先します。

積立は「止めない」

積立投資は、下落局面こそ効果を発揮します。

リバランスを検討する

株が大きく下がった場合、ルールに沿って戻すことは理にかなっています。


「買い場だ」と思えなくていい

よく言われる言葉に、「暴落はチャンス」というものがあります。

でも実際には、

  • 怖くて買えない
  • さらに下がりそうに見える

というのが普通です。

無理に「チャンスだ!」と思う必要はありません。

中級者にとっての正解は、「淡々と、決めたことを続ける」ことです。


メンタルを守るための具体策

暴落前に「下落耐性」を数字で知る

最大ドローダウンを知っていれば、「想定内」と捉えやすくなります。

現金・低リスク資産を持つ

現金はリターンを生みませんが、安心感を生む資産です。

情報ダイエットをする

暴落時は、情報の摂りすぎ=ストレス増加です。


暴落後に差がつくポイント

過去の相場を振り返ると、暴落後に結果を分けたのは次の違いです。

行動その後
売ってしまった回復の恩恵を受けられない
持ち続けた時間とともに回復
淡々と積立長期で大きな差

暴落時の行動が、数年後の結果を決めると言っても過言ではありません。


まとめ:暴落時は「何もしない勇気」が最大の武器

  • 暴落は定期的に起こるもの
  • 感情は必ず揺さぶられる
  • やってはいけない行動を知っておく
  • 正解は「事前ルールを守ること」
  • 続けた人だけが回復の果実を得る

暴落は、投資家としての「試験」のようなものです。

知識よりも、自分をコントロールできるか が問われます。

この壁を一度越えると、投資はぐっと落ち着いたものになります。

次回は「配当金・売買益の税金」

リターンを守るために欠かせない、税金の話に進みます。


暴落のときは、何かしなきゃって思ってしまいがちです。

でも、決めたことを続けることが長期投資において何より大切です。

静かに続けた人が、あとで一番笑っています!