投資を始めると、必ずぶつかる壁があります。 それが「投資信託の選び方」です。
同じ“投資信託”でも、 「インデックス型」「アクティブ型」と呼ばれる2つのタイプがあり、 どちらを選ぶかで、将来のリターンもコストも大きく変わります。
この記事では、中級編としてこの2つの違いと、 自分に合った選び方をわかりやすく整理していきます。
投資信託とは? ― 小口でプロに任せる仕組み
まずはおさらいです。投資信託とは、 投資家から集めたお金をまとめて、運用のプロが代わりに投資する仕組みです。
1人では買えないほどの多くの株や債券に分散投資できるため、 初心者にも利用しやすいのが特徴です。
| 投資信託の関係者 | 役割 |
|---|---|
| 投資家 | お金を出す人(あなた) |
| 運用会社 | 集めた資金を実際に投資・運用する |
| 信託銀行 | お金や有価証券を安全に保管・管理する |
投資信託を選ぶとは、つまり
「どんな方針で、どんな企業群に投資してもらうか」を選ぶということです。
インデックス型とアクティブ型の違い
投資信託には2つの代表的な運用スタイルがあります。
| 分類 | インデックス型 | アクティブ型 |
|---|---|---|
| 運用方針 | 日経平均・S&P500などの指数に連動を目指す | 指数を上回るリターンを狙って銘柄を選ぶ |
| 運用コスト | 低い(年0.1~0.3%程度) | 高い(年1~2%前後) |
| 運用担当 | 自動的・機械的な運用 | 運用チームが分析・判断して売買 |
| リターン傾向 | 市場平均と同じ動き | 市場平均より高くも低くもなる可能性 |
簡単に言えば、 インデックス型=「平均点を安く狙う投資」 アクティブ型=「プロに上位点を狙ってもらう投資」 といえます。
コストの差がリターンを左右する理由
投資信託を選ぶとき、見落としがちなのが「コスト」です。 信託報酬(運用管理費用)は、保有している間ずっと引かれ続けます。
たとえば、100万円を年利5%で20年間運用した場合、 信託報酬の差は次のようになります。
| 信託報酬 | 20年後の資産(税引前) |
|---|---|
| 0.2%(インデックス) | 約265万円 |
| 1.5%(アクティブ) | 約200万円 |
なんと、コストの差だけで約65万円もの違い。 つまり「どんなに良い運用でも、手数料が高すぎると成果を削る」ことになります。
実際にどちらが有利なの?
世界の研究では、長期的に見ると
インデックス型の方が多くのアクティブ型を上回ることが分かっています。
理由はシンプルです。
- アクティブ型は手数料が高い
- 市場平均を超えるのは難しい
- 一時的に勝っても、長期では平均に収れんしやすい
もちろん、すべてのアクティブ型が悪いわけではありません。 テーマ性が強いファンド(例:AI、脱炭素、医療分野など)は短期的に魅力があります。 しかし、「長期・安定・低コスト」という条件では、 やはりインデックスが有利といえます。
初心者〜中級者におすすめの考え方
ここで迷ったら、次のように考えてみましょう。
| 目的 | おすすめタイプ | 理由 |
|---|---|---|
| 長期・安定・積立中心 | インデックス型 | 低コスト・安定性が高い |
| テーマ投資・短期勝負 | アクティブ型 | 特定分野に集中して狙える |
| 分散投資を強化したい | 両方を組み合わせる | 市場平均+期待テーマのバランス |
「基礎資産はインデックス」「楽しみ枠はアクティブ」 そんな二刀流が、精神的にもバランスが取りやすいでしょう。
まとめ:平均点を積み重ねるのが、最強の戦略
この記事のポイントを振り返ります。
- インデックス型:市場平均を低コストで狙う
- アクティブ型:プロが平均超えを目指すがコスト高
- 長期ではインデックス型が優位な傾向
- 手数料はリターンを削る最大の敵
インデックス投資は「地味だけど最も合理的な方法」。 焦らず、毎月コツコツ積み立てることが、 最終的に最強のパフォーマンスにつながります。

“平均点でいい”って思えるようになると、投資が一気にラクになりますよね。焦らずコツコツ、自分のリズムで積み上げましょう!
チョキンとチョキン。 
