投資初心者が最初につまずきやすいポイントのひとつが、 「特定口座と一般口座の違いって何?」という問題です。
どちらで開設しても投資商品は同じように買えますが、 税金の手間が“圧倒的に違う”ため、ここを理解しておかないと後で困ることになります。
この記事では、中級者として必ず知っておきたい 特定口座・一般口座の仕組み、メリット、選び方を 表をまじえてやさしく解説します。
税金計算を「誰がやるか」の違い
特定口座と一般口座の違いは、 「税金計算を証券会社が代わりにやってくれるかどうか」です。
| 口座の種類 | 税金計算 | 確定申告は? |
|---|---|---|
| 特定口座(源泉徴収あり) | 証券会社が全部やってくれる | 不要(ほぼ自動で完結) |
| 特定口座(源泉徴収なし) | 証券会社が計算のみ | 必要(自分で申告) |
| 一般口座 | 自分で計算 | 必要(全部自分) |
特定口座と一般口座の違いは“手間の量”です。 結論から言うと、 99%の人は「特定口座(源泉徴収あり)」一択です。
特定口座(源泉徴収あり)が圧倒的人気の理由
特定口座(源泉徴収あり)は、 売却時に自動で税金が計算され、必要なら自動で引き落とされる仕組みです。
つまり、
- 利益が出た → 自動で税金を支払う
- 損失が出た → 自動で繰り越しされる(翌年以降で使える)
- 確定申告 → 原則不要
投資の手間を大幅に減らし、初心者だけでなく中級者・上級者にも最適です。
源泉徴収なしの特定口座はどんな人向け?
「源泉徴収なし」は、証券会社が計算だけして、 税金を自分で払うタイプです。
こんな人に向いています。
- 確定申告を毎年している(副業・不動産収入など)
- 損益通算を自分でしっかり管理したい
- 税金の流れを完全に理解したい
ただし手間は増えるため、 特に理由がないなら「源泉徴収あり」が無難です。
一般口座は“上級者専用モード”
一般口座は、税金の計算から申告まで すべて自分でやる必要があります。
取引の1件ごとに取得単価を計算し、損益を出し、年間取引報告書も自作… これはかなり負担が大きいため、
- 複雑な売買戦略をしている人
- 独自の節税スキームを使う人
など、特殊なケースでしか使われません。
一般口座は基本的に選ばないでOK。
「NISA」は税区分がそもそも別
ここでよくある勘違いがあります。
NISAは「特定口座」ではありません。 NISAは税金をゼロにするための専用枠で、分類そのものが別枠です。
| 口座種類 | 税金 | 特徴 |
|---|---|---|
| NISA | 0%(完全非課税) | 利益・配当すべて非課税 |
| 特定口座 | 20.315% | 自動計算&源泉徴収が便利 |
| 一般口座 | 20.315% | すべて自力で計算 |
NISAと特定口座は併用が前提。 NISAで非課税 → 残りを特定口座で運用が一般的な流れです。
中級者に最もおすすめの組み合わせ
投資経験がついてきた中級者にとって、最も扱いやすいのはこのセットです。
| 目的 | 最適な口座 | 理由 |
|---|---|---|
| 長期・積立 | NISA(つみたて枠) | 非課税の最大メリットを活かせる |
| 長期・ETFや補完投資 | NISA(成長投資枠) | ETFや個別株も非課税で買える |
| 一般の買付・売却 | 特定口座(源泉徴収あり) | 税金の手間がゼロで便利 |
99%の個人投資家にとって、 NISA + 特定口座(源泉徴収あり)が最強の組み合わせです。
まとめ:迷ったら「特定口座(源泉徴収あり)」でOK
今回のポイントを整理します。
- 特定口座は税金計算を証券会社が自動で実施
- 源泉徴収ありなら確定申告ほぼ不要で超ラク
- 一般口座は手間が膨大で上級者向け
- NISAは別枠で、利益が完全非課税
- 最強の組み合わせは「NISA+特定口座(源泉徴収あり)」
投資は「利益を出すこと」だけでなく、 「ムダな税金を払わないこと」も大切なチカラ。 口座の違いを押さえることで、投資のストレスがぐっと減りますよ。

口座の違いって最初はややこしいけど、実は“誰が税金を計算するか”ってだけなんです。迷ったら特定口座で大丈夫だから安心してくださいね。」
チョキンとチョキン。 
