お金の知識初級編23 貯金と投資のバランス ― いくら貯めたら投資を始める?

「貯金がまだ少ないから、投資は早いかな…?」 「どのくらい貯めてから投資を始めるのが正解?」

こんな疑問を持つ人はとても多いです。 結論から言うと、投資を始めるタイミングは“貯金が〇〇円あればOK”という明確な基準があります。

この記事では、初心者が迷わず判断できるよう、貯金と投資のバランスを徹底的にわかりやすく解説します。


投資を始める前に必要なお金は「生活防衛資金」

投資を始めるうえで最も大切なのが、生活防衛資金です。

生活防衛資金とは、 「もし収入が途切れても生活できるように備えておくお金」のこと。

具体的には、次の計算式で求めます👇

生活防衛資金 = 生活費 × 3〜6か月分

例:生活費が月20万円なら… → 20万円 × 6か月 = 120万円

この“120万円”があれば、突然の出費や収入減でも慌てずに済むため、安心して投資を続けることができます。


どれくらいの生活防衛資金が目安?

一般的な目安は以下の通り👇

家族構成目安理由
一人暮らし3〜4か月収入減のリスクが少なく調整しやすい
夫婦共働き3~6か月収入源が2つありリスクが低い
夫婦+子ども6~12か月不測の出費が多く守りを厚くする必要がある
自営業・フリーランス12~24か月収入が不安定なため余裕が必要

この金額をクリアすれば、いよいよ投資をスタートできます。


貯金と投資の黄金バランスとは?

結論、次のバランスが最も安定しやすいです👇

目的比率の目安内容
① 生活防衛資金30〜40%普通預金・定期預金
② 中期の貯金10〜20%5年以内に使うお金(車、結婚、出産など)
③ 長期の投資40〜60%つみたてNISA・投資信託

短期(貯める)・中期(使う)・長期(育てる) この3つのバランスが取れると、お金が安定して増えていきます。


投資は「余裕資金」で行うのが絶対ルール

投資の基本ルールはただ1つ👇

✅ 生活に必要なお金には手をつけない

つまり、以下のお金は投資に回してはいけません。

  • 家賃・生活費に必要なお金
  • 数年以内に必要になる資金
  • 突然の出費(冠婚葬祭・引越しなど)に備えるお金

これらを確保したうえで、初めて投資に回す“余裕資金”が生まれます。


投資を始める人がやりがちなNG行動

初心者はここでミスしがちです👇

  • 生活費ギリギリなのに投資を始める
  • クレカのリボ払いがある状態で投資する
  • 貯金0でつみたてNISAを始める
  • 短期で利益を狙う

これらは精神的にも危険で、途中で投資が嫌になる原因になります。


貯金から投資に“移行”するおすすめ手順

次のステップで進めると、無理なく投資をスタートできます👇

① 生活防衛資金を確保する

まずは最低ラインの貯金をクリアすることが先。

② 固定費を見直し、余力を増やす

スマホ・保険・サブスクなどを削って余剰資金を作る。

③ つみたてNISAで月5,000円からスタート

少額でも「投資の感覚」がつかめるため一番おすすめ。

④ 慣れてきたら月1万円 → 2万円へ増額

収入の10〜20%を投資に回せると理想的。


貯金がいくらあれば投資を始めていいの?(まとめ)

あなたが“いつ投資を始めて良いか”は、 次の表を見るとすぐ分かります👇

貯金額投資スタート判断
〜50万円まだ早い。生活防衛資金を優先
50〜100万円少額ならOK。まずは月5,000円から
100〜150万円本格的にスタート可能
150万円〜投資額を増やしつつ長期運用へ

目安を押さえておくことで、投資への不安がぐっと小さくなります。


まとめ

  • 投資の前に「生活防衛資金」を確保する
  • 生活費3〜6か月分が安心ライン
  • 投資は“余裕資金”で行うのが鉄則
  • 短期・中期・長期のバランスが大切
  • つみたてNISAは月5,000円からでも十分始められる

投資は“挑戦”ではなく、“習慣”。 貯金と投資のバランスを整えることで、安心と成長の両立ができます。


貯金と投資は、どちらか一方ではなくバランスが大事。まずは「守るお金」をつくり、そのうえで「育てるお金」を少しずつ増やしていきましょう。今日の一歩が、未来の大きな安心につながりますよ。