はじめに:家計を「会社」として見てみよう
あなたがもし会社の社長だとしたら、毎月いくらの売上があって、
どれくらい経費を使っているかを知らないなんてこと、ありませんよね。
でも、家庭の「お金の流れ」となると、
意外と同じような状況になっている人が多いんです。
お金が入って、気づいたらなくなっている。
「どこに使ったのか」が曖昧なまま1ヶ月が終わる。
それはまるで、売上も経費も把握せずに経営している会社のようなもの。
今回は、そんな「お金の流れ」を見える化する第一歩を、
一緒に整理していきましょう。
家計の4つの流れ:「入る・出る・貯める・増やす」
お金の流れは、シンプルに言えばこの4つです。
- ① 入る(収入)
- ② 出る(支出)
- ③ 貯める(貯蓄)
- ④ 増やす(投資)
たったこれだけですが、
このバランスが崩れると生活は一気に不安定になります。
どれかひとつでも見えていない部分があると、
知らないうちにお金が減っていくのです。

①「入る」=収入
会社員であれば給料、自営業なら売上など。
ここは一見わかりやすい部分ですが、
意外と「手取り」や「税引き後の金額」を正確に把握していない人も多いです。
②「出る」=支出
固定費(家賃・保険・通信費など)と、
変動費(食費・交際費など)に分けて考えるのがポイントです。
まずは1ヶ月、家計簿アプリやメモで記録してみましょう。
(マネーフォワードMEがおすすめです。)
可視化するだけで、無駄が見えてきます。
③「貯める」=貯蓄
理想は「先取り貯金」です。
給料が入ったら、最初に貯金分を別口座に移す。
残ったお金で生活することで、自然にお金が貯まっていきます。
④「増やす」=投資
ここは「まだ早い」と思う人も多いですが、少額でもOK。
つみたてNISAなどを活用し、
時間を味方につける仕組みを作りましょう。
大切なのは、「余剰資金の範囲で」「無理のない範囲で」始めること。
🧾 見える化のコツ:「ざっくり」でOK
完璧な家計簿をつけようとすると、続きません。
最初は「1ヶ月で何にいくら使ったか」が
ざっくりわかるだけで十分です。
おすすめは、家計簿アプリを利用することです。
クレカや口座と連携すれば、
自動で記録されるのでストレスがありません。
支出の仕分けは、次のようにシンプルでOKです。
- 固定費:毎月必ずかかる支出(家賃・保険・サブスクなど)
- 変動費:月によって変わる支出(食費・交際費など)
この2つを分けて把握するだけで、
節約の優先順位が見えるようになります。

私も以前は、「使いすぎてる気がするけど、
どこに使ってるかはわからない」という状態でした。
試しに家計簿アプリを1ヶ月使ってみたら、
コンビニ・外食・自販機の出費が
想像以上に多いことが判明。
無駄遣いというより「習慣的な支出」が
家計を圧迫していたんです。
それを見える化したことで、
「ここを減らせばその分貯金に回せる」と
考えられるようになりました。
まとめ:知ることが最強の節約術
お金の流れを知ることは、
「節約」よりも前の「基礎体力づくり」です。
見える化するだけで、自然と意識が変わり、
支出の優先順位が見えてきます。
お金も筋肉も、サボると衰え、続けると強くなる。
今日から少しずつ、お金の流れを整えていきましょう。

「知ることは、人生の守りでもあり、攻めの第一歩です。」
今日もチョキンとチョキン。していきましょう💪